スプートニクの恋人

2008年09月01日 12:52

スプートニクの恋人 (講談社文庫)スプートニクの恋人 (講談社文庫)
(2001/04)
村上 春樹

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ハルキシリーズ第三作目。
本屋で立ち読みして、開始の数行にやられてじっくり読もうと思った作品。

語りは一人称であり、自分の友人のことをひたすら語っている。

ハルキの作品に出てくる主人公って特定の異性にはもてるけど、どこかヌケていて憎めないやつが多い。
それは本当に想っている人とはそういう関係にはなれない運命みたいなものを背負っているようであるからでもある。

〜奇妙な恋の物語〜
とい副題が意味を成してくるのは物語の後半。

くどいほどに描かれている人物描写の前半部は、後半の破天荒なストーリをフィクスさせるためだけにあるようなものだろう。

最初の数行のような人を惹きつける人物設定は、展開部の奇妙さを現実の事柄であるかのようにインプットするための作戦だ。

星3つとしたのは、長いフリのわりにオチの方向性がいまいちはっきりしてなくて投げやりだったから。

「考えさせる」とい意味で言えば、なかなか興味深い作品であるのだが、軽い作品を読もうと思ってこの作品を手に取った人には静かにゆっくりと元の本棚に戻した方がいいのかもしれない。


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