赤竜の夢

私の行く先はまだ暗く、背後は不透明な影が支配している。 私は一人。 だから今日も寝よう。
幸せのちから 〜the pursuit of happyness〜
幸せのちから コレクターズ・エディション幸せのちから コレクターズ・エディション
(2007/07/25)
ウィル・スミス.ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス.タンディ・ニュートン

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映画館で予告編を観たときから、ずっと強く脳裏に残っていた作品だ。

ウィルスミスと言えば、いつもどこか抜けてて、でも一方で熱くて、感情移入しやすいキャラクターを演ずることが多いように思われる。本作は実話を元にしているというが、でもやっぱり心情の変化が凄く分かりやすい主人公を演じている。というのも、本編では、主人公を取り巻く環境そのものがめまぐるしく変化しているために、主人公はそのつどリアクションを取らざるを得ないのだろう。そういう意味で、今一度振り返ってみると、すごく忙しくて濃い映画だったと言える。

テーマについては、現代資本主義の抱える明と暗を表現している。しかし、私個人には「社会の生々しさ」というものが、ウィルスミスの感情がこもった演技によってすごくリアルに感じられて、それ故に少し鬱々となり、それ以上に将来を考えさせられた。

印象的なセリフを一つ。
(ウィルが息子に対して)

「おまえには無理だ、って言われるな。他人からも、パパからもだ。」

自分が不甲斐ないせいで、息子までもが卑屈な思いをしているのに…ということを考えると、なんという理不尽な言葉だろう、という風に捉えてしまうだろう。しかし、父が貧しいということ以上に、寝る間も惜しんで自分を食わすために必死になってがんばっている、ということを肌で見ている息子にとってみれば、これほど雄弁な言葉はない。

「幸せのちから」の原題は「the pursuit of happyness」で、「幸せを追い求める」という意味である。本編でも何度となく聞く言葉だが、これは現代における真実かもしれない。究極的にはこういうことだろう。

求めんば求まるかもしれない。
求めずんば、のたれ死ぬ。


現代に生きる人々、特に我々学生はこの言葉をよく胸に刻むべきだ。誰かに守ってもらえることを期待するのではなく、この映画に出てくる主人公のごとく、自分の運命を自分で切り開く力を持とうではないか。
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2008/03/25(火) 22:03:49 | URL | みんな の プロフィール #-[ 編集]
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