2008年04月30日 11:19
手に入れた無限大の力は、実は自分がかつて持っていた無限大な可能性が具現化したものだと気づく。
私の行く先はまだ暗く、背後は不透明な影が支配している。 私は一人。 だから今日も寝よう。
2008年04月30日 11:19
2008年04月30日 11:18
2008年04月27日 21:21
![]() | テキサス・チェーンソー・ビギニング アンレイテッド・コレクターズ・エディション (初回限定生産) (2007/03/23) ジョルダーナ・ブリュースター、マット・ボーマー 他 商品詳細を見る ホラー映画のレビューが載っている某サイトで、かなりの好評価を受けたのをみて興味をそそられた。 「悪魔のいけにえ」という作品に登場する、残酷な殺人鬼その人が「形成」されるまでが描かれているのだが、前作を知らないので、およそ予備知識0の状態で本作を観た。それがまずかった。 なにがって、この作品のあまりのグロさに耐え切れなかったのである。 ヒトを家畜のごとく殺していく。それもなにかの恨み、妬みによってではなく、自然発生的に生ずる殺意に任せて男女問わずに殺していく。 グロだというだけで喜ぶヒトを別にしても、本作はかなり興味深い。 現代の倫理観の極みと言えるものが本作で伺えるからである。 主人公(殺人鬼を主人公と称するならば、だが)の父親とその一族は基本的に主人公の殺人を助長しているのだが、彼らの思考の根幹にあるのが「一族の権威」ということである。他者の命など彼らの飼っている家畜と同様か、それ以下にしか見ていないのである。 現代の多様すぎる倫理感、価値感によって人間間の関係が希薄になってしまうことは多々問題視されているが、小さな共同体(この場合一族という単位)内の常識が狂気に支配されているとしても、その共同体の構成員には違和感を感じさせることができないということはどういうことだろうか。ひたすら滅亡の道をたどりながら、他者をも絶望に巻き込むことになりかねない。 絵画、映画、図書など多くの作品は、それ自体で完結するものではない。 時として、作者が意図したもの以上のことを我々が感じとってしまうことがある。 理屈っぽい感覚には屈してはいけないが、他の事象と関連付けていくことは自分の世界が広がっていく感覚にも似た快感がある。 本作でそれを感じることができた。ゆえにこの作品は十分観られるに値するものといえよう。 |
2008年04月27日 21:00
![]() | X-MEN:ファイナル ディシジョン (ベストヒット・セレクション) (2007/11/21) ヒュー・ジャックマン 商品詳細を見る アメコミ発の超ヒット作、第三弾。 随分と前に出されたものであるが、進んで観たくなるような熱意を前の2作から得られなかったために、観るのが大分遅くなってしまった。 内容。遺伝子が突然変異を起こし、超人になったものたちの対人間反乱分子とそれを防ごうとするX−MENたちの戦いを描いている。本作では前作に死んだはずの女性の二重人格の猟奇な片割れが中心となって、突然変異者のサイキックたちが全世界に対して反乱を起こすはずなのだが、なぜか対象が突然変異を無に消してしまう「サイキック」の少年に集中している。 登場人物が多すぎても、一人ひとりの個性が分かるように作られている。そこだけでも見ごたえはあるのだが、本シリーズの一番の見ごたえはその自然すぎるCGと、それによって作られる迫力のバトルシーンだろう。もし70年代の映画監督がタイムスリップして現代に来たらば、映像技術の躍進を見せ付けるのには最適の作品ではないだろうか。 本作は以上の理由からも見ごたえのある作品なのは間違いない。☆4としたのは、ラストが少し味気ないものだったから。というか、後半の失速感(既出のやりとりとかが多いこととかによる)が少しもったいなかった。やはり、良い映画は締めが重要なのだと再認識させられた。 |
2008年04月21日 22:17
2008年04月20日 23:54
2008年04月13日 15:51
![]() | テキサス・チェーンキラー・ビギニング (2007/03/23) ジェイソン・コネリー、C・トーマス・ハウエル 他 商品詳細を見る スプラッター・グロ・不条理・アメリカ南部・マザコン・バッドエンド。 以上。 気持ち悪い映画。これに尽きる。 |

2008年04月12日 21:35
![]() | 羊たちの沈黙 (特別編) (ベストヒット・セレクション) (2007/11/21) ジョディ・フォスター 商品詳細を見る 現在進行系の猟奇的殺人者について、一人の女性FBI見習いと服役中の殺人者との駆け引きが主に描かれている。 大ヒットシリーズの第一作となる本作では、これ以降の作品で語られるドクター・ハンニバルはあくまでもスパイス的な要素で扱われており、全編を通してはサスペンス調に「誰が犯人なのか」ということに焦点が当てられている。これがまたこの映画の不気味さをサスペンスという枠を超えて、効果的に仕立て上げているわけだが。 全体的に、無人間の意識やら幼少期の記憶やらとサイコロジカルなエピソードが出てくるが、正直ちょっと説明口調とお約束的なノリもあって、これが先を読ませやすくしているのでちょっとガッカリした。 一方で、ドクターハンニバルの人物像はついに最後のシーンまで謎であり、常人には理解されえないような一種の「芸術的」とも言えるような言動には少し感動すら覚えた。 つまりは、犯罪者を異常だと思うキミは果たして正常なのか?それともカレが正常なのか……。ということを言っているのだろう。 よくこれで世間受けしたものである。 倫理的に正しいにせよ間違っているにせよ、私はこういう挑戦的な映画は大好きである。故に☆4。 |
2008年04月11日 22:32
2008年04月10日 21:15
2008年04月06日 21:36
![]() | ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン (2006/05/26) ダグ・ブラッドリー、カリ・ウーラー 他 商品詳細を見る 長編シリーズの第七弾で、外伝の要素を持つ本作。 映画の見所は主人公であるアウトローな女記者とその上司の言動、そして「デッダー」と呼ばれる不死者たちによる緊迫した儀式の様、グロさ。 色調による幻想的な映像と虚無感漂う哲学的なセリフの数々は、実にバランスうまくまとめられており、すばらしい。 しかし、残念なことに最後のシーンにかけてのCGがすべてを台無しにしている。 その一点を除けば、☆4つでもよかった一品だ。 |
2008年04月03日 22:19
2008年04月02日 19:38
2008年04月02日 15:15
![]() | 闇金ウシジマくん 1 (1) (ビッグコミックス) (2004/07/30) 真鍋 昌平 商品詳細を見る 一辺倒な価値観の押し付けが多い最近の漫画の中で、これほど作品の世界に疑似リアリティを感じさせるものは数少ない。 それゆえにそれだけで本作は貴重な存在であり、また一種の特異なオーラをまとっている。 基本的にチャプターごとに、闇金に関わっていうヒトがどうなっていくのか、という流れで描かれている。ハッピーエンドもあれば、バッドエンドも……(むしろハッピーエンドはほとんどなきに等しい)。 このオチまでの流れが読めない。とにかく読めない。そこに読者に迎合せずに、作為的なものを排除しようとする意志みたいなものを垣間見ることができる。 たかが娯楽のための漫画、されど芸術としての漫画。 本作はアウトローな話が好きなヒト、そして娯楽としての漫画に飽きてしまったヒトには是非お勧めしたい逸品だ。 |
2008年04月02日 13:17
2008年04月02日 03:12
![]() | G戦場ヘヴンズドア 1 (1) (IKKI COMICS) (2003/03) 日本橋 ヨヲコ 商品詳細を見る 芸術家の卵たちのすばらしさ、苦悩、そして世の中のすべてを敵対してしまいがちになる「安全地帯」の思春期から、一流の人格とそれに伴う「戦場」にいるための覚悟を形成するにいたるまでの成長の過程が描かれている。 確信犯的な面白さについての弁解はあっても、ここには確信犯的な面白さというのはない。それゆえに難解であり、それゆえに切なくて、アツくて、どうしようもなく劇中に引き込まれてしまう。 以下は本編を見て感じたこと。 人間にはそれぞれの役割がある。 われわれはそれぞれの組織で大まかに分類されて、管理されて、そしてそれと引き換えにわずかながらの日々の平安を手に入れる。 コッポラーに代表されるような「芸術家」にわれわれが惹かれてしまうのは、彼がどうしようもなくわれわれの「つかの間の平安」のために差し出した「自由」を持っているから。 しかし、「芸術家」は結局はそういう生き物として生まれたのではなく、生まれ、感じて、絶望して、這い上がって、「芸術家」となるのである。そして、芸術家は必ずしも肩書きとしての「芸術家」ではなく、人格としての芸術家であればよい。つまりは、そういう生き方をするようになってこそ、ほんものの芸術家としての存在を認められる、そして自ら確認することができるのである。 ……と、大体こんな感じか。 セリフ一つ一つが詩的であり、それでいてリアリティーを持っている。 そして3巻で簡潔にまとめているあたりもすばらしい。 本作を読むことは、すなわち「戦場」をわれわれが素人なりにも垣間見るということであり、これは非常に非日常的な体験である。 それゆえにこのレビューを今見ている諸兄にはぜひともこの作品を読んでいただきたいのだ。 |
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